どてらいさん
秘密保持契約書を結ぼうと思うんだけど、その書式はどこから入手したらいいのですか。
すぎやん
いろいろ方法はありますが、メリットとデメリットがあります。
下の表は、秘密保持契約の書式の入手方法とそれぞれの特徴(メリットとデメリット)をまとめたものです。ご参考にしてください。
入手方法 | メリット | デメリット |
弁護士や行政書士等の専門家に作成を依頼する。 | 普通、依頼者からビジネス背景と内容の方針を聴取して、それに合わせて作成するので、実態に合致した書式ができやすい。 | 費用が高額になる。 依頼から作製完了までの時間がかかる。 |
市販の書籍や書式集を利用する。 | 費用が比較的安い。 著者名から、書式内容の質を類推できる。 | 一般的な汎用の書式であることが多く、想定するビジネス背景や方針に合致した内容であるかは確認する必要がある。 |
ネットで検索して入手する。 | 多くは無償で入手できる。 経産省など信頼できる機関が公開していることもある。 即時に入手できる。 | 作成者のバックグランドが不明な場合や、匿名あるいは偽名で公開している場合もあり、情報の信頼性が低い。 内容が適切かを自分で確認する必要がある。 想定するビジネス背景と方針に合致した内容に自分で変更しないと利用できないことが多い。 |
一言アドバイス
秘密保持契約は、ヒトモノカネと並ぶ重要経営資源である「情報」を取り扱う重要な契約です。
したがって、秘密保持契約書の作成において、コストを削ることを重視するのはどうかと考えます。
特に御社のひな形として複数の相手方と締結していくということであれば、費用は掛かるが、弁護士や行政書士などの専門家に依頼して、ビジネス実態と方針に合致した契約書式をきちんと作成することをおススメします。
どてらいさん
そうだね。情報が漏洩して被る影響を考えると、コストはきちんとかけて良い契約書を作るべきだよね。
すぎやん事務所
行政書士すぎやん事務所では、豊富な法務実務経験に基づく質の高い実践的な契約書の作成を行っています。ホームページをご覧ください。