途中いろいろもめましたが、何とか契約内容に合意できました。
良かったですね。
最後はお互い笑って握手するのが、契約交渉の理想のフィナーレです。
契約交渉のラストは・・・
契約交渉の過程では、いろいろ議論になったり、激しい言い争いのようになったりすることもあります。
しかし、最後の最後、契約内容について合意に至って捺印またはサインする段階になると、達成感を共有してお互いに笑って握手する関係になるのが理想です。
このあたり、交渉事に慣れた欧米人にとっては当然のことのようです。
契約交渉中は、はたから見ていて怖くなるほど激しく議論していた交渉者が、休憩時間になると互いにコーヒーを飲みながら大リーグの話や家族の話で親しげに談笑している。そして休憩が終わって協議再開になると激しい議論が再び始まる。といった光景は普通に見かけました。
一方、日本人は、交渉において激しく議論するというのがそもそもほとんどないし、休憩時間には交渉中の対立関係を引きずって、相手方とはほとんど会話せず、内輪でひそひそ作戦会議するというのが普通です。
それぞれ文化の違いであり、どちらがいいとか悪いとかいうものでもないですが、ことビジネスにおいては過去の関係性を引きずるのではなく、さばさばと割りきって目先で一番利益につながる方法を選択するというのがベストだと思います。
そもそも契約交渉って何のためにやるか。
そもそも契約交渉って何のためにやるものでしょうか 。
とにかく自己に有利な内容の契約を相手方に合意させて締結させるためにやるのでしょうか。
すぎやんとしては、それはちがうと思います。
両当事者が今後行うビジネスを問題なく順調に進めるためであって、そのルール作りの過程が契約交渉です。
つまり契約書を作るために契約交渉をするのではなく、互いのビジネスを形づくるために契約交渉をするわけです。
したがって、契約交渉の最後はお互い笑って握手するというのが理想の形だと考えます。
契約捺印式なとのイベントもあり
契約交渉の最後に、契約の捺印式や署名式を行うことがあります。 契約当事者の代表者が1カ所に集まって、契約書に捺印または署名をする式典です。
いよいよこれからビジネスがスタートするんだと言う気持ちを関係者で共有できるいい機会だと思います。M&Aなどの重要な契約の場合は、こういったイベントを企画してもいいかもしれません。
良い契約交渉をするといいビジネスに直結するということですね。
締結式などのイベントも連帯感が出て良いかもしれませんね。