用語の解説をした記事です
「無効」、「取消」、「撤回」それぞれの違いについて
よく似た意味を持つ「無効」、「取消」、「撤回」の違いについて確認します。それぞれニュアンスの違いはあるものの、実際には混同して用いられていることもあります。
「みなす」と「推定する」の違いは? よく似た用語だが、決定的な違いが…。
「みなす」と「推定する」 は、いずれも未確定のものごとを確定させるという同じようなニュアンスがありますが、後になって覆すことができるのが「推定する」、覆すことができないのが「みなす」という違いがあります。
「この限りではない」と「妨げない」 契約書以外ではあまり使わない表現について
「この限りではない」と「妨げない」といった契約書以外ではあまり使わない表現の意味を確認します。好みの問題ではありますが、明確な文言で規定できるときには、こういったあいまいな表現を使わない方が良いかもしれません。
「意志」と「意思」の違いと契約書での使用について
「意志」と「意思」の違いについて確認します。契約書では、「意思表示」という法律用語があることから「意思」にほぼ統一されています。
「場合」、ひらがなの「とき」、漢字の「時」の使い分けについて
契約書の用語で「場合」と、ひらがなの「とき」と、漢字の「時の」違いについて確認します。ひらがなの「とき」と漢字の「時」は意味が異なるので、できれば使い分けたほうが良いです。
契約用語「直ちに」vs「速やかに」vs「遅滞なく」 ちょっとニュアンスが違います。
「直ちに」、「速やかに」、「遅滞なく」のニュアンスの違いを確認します。緊急度の高い順に「直ちに」、「速やかに」、「遅滞なく」ですが、いかんせん曖昧なニュアンスの違いですので、契約書では具体的な日数等で明確な基準を規定した方がいいでしょう。
「から」と「より」の使い分け
日常会話等では「より」と「から」の区分は明確ではないですが、契約書では、区別して用います。「よりは比較のときだけ」と覚えておきましょう。
「解除」と「解約」の違いについて
「解除」と「解約」の違いについて確認します。実際にはこの2つの用語を区別せず使用されていることも多いので、契約書の全体の解釈を通じて条項の意味を読み取ることが大切です。
「および」と「ならびに」、「または」と「もしくは」使い分けについて
似た言葉である「および」と「ならびに」、「または」と「もしくは」の使い分けについて説明しています。契約書の文章において正しく使い分けましょう。
期間、期日、期限、期限の利益および期限の利益喪失条項について
期間、期日、期限、期限の利益など時間的な定義を行う用語の説明と期限の利益喪失条項の意味と目的をサンプル条項を示して説明します。期限の利益喪失条項は、非常時の債権回収のために必須の条項です。